『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』
リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット
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私が投資について
初めて本気で考え始めるきっかけになった本です。
日本で出版されたのは2016年ですが、
それから遅れること5年、
「人生100年時代」という考え方が
すっかり定着して
続編のLIFE SHIFT2が出版された頃
そういえばあの本読みたかったな…
と思い出して昨年2021年に読みました。
一番愕然としたのは、
これから先もっと長く働き続けなければいけない
ということでした。
世界的に寿命は延びていて
今の子供たちは
100歳近くまで生きる人の割合が高くなる
というデータにも驚きました。
社会人になって長い年月が経ち、
できれば早く引退したいくらいなのに
筆者によると、
これから人々は昔の人より健康に長生きし、
そのため70代、さらには80代まで
働かなくてはならなくなる可能性があるというのです。
確かに、企業年金や公的年金制度が
これから増え続ける年金世代の生活を
賄いきれなくなることは容易に理解できます。
しかも私自身は今の会社に
企業年金も企業DCもないことを知り、
今まで考えたこともなかった
老後の生活が急に心配になり
何歳まで働かなければならないのかと途方に暮れました。
とはいえ、著者たちは
読者の不安を煽るためではなく、
今後ますます社会は変化し、
人々は若々しく老いていくので
自分自身の100年ライフをどう生きるか
今から考え始める必要性について
前向きなメッセージを送ってくれています。
一番共感したのは、
教育→仕事→引退という3ステージの人生が崩壊する
というのと、
レクリエーション(余暇)ではなく
リ・クリエーション(自己の再創造)に時間を使おう
という意見です。
これからますます変化が起こりうるので
今までのスタンスではいられないと
痛感させられました。
正直、仕事を一時期休んで旅に出るとか
やりたくてもお金がない・・
日本社会ではなかなか・・
などと感じる提案もありましたが、
誰もが自分が何歳まで生きるか
わからなくても、
以前よりずっと長生きする可能性があり
人生が長くなることで
変化に直面することが増えることは確実です。
そのため、既存のスキル以外にも
新しいスキルを身に付け、
お金はもちろん、お金以外の人間関係、
家族やパートナー、友人、
地域のコミュニティなどとの関わり方も
真剣に考え直す必要があると実感しました。
個人的には楽観主義者なのですが、
ガツンと頭を殴られたような衝撃がありました。
私と同じようにお金に無頓着な方、
地に足がついていない方、
漠然と将来が不安な方は読んで損はないと思います。

