債券
債券とは、
債務の券面=借用証書のことで
国・地方自治体・企業等が
投資家から資金を借りるために発行するものです。
発行元によって以下のように分類されます。
- 国債:国が発行した債券
- 地方債:都道府県が発行する債券
- 社債:企業が発行する債券
これらをまとめて公社債と呼びます。
債券は満期(償還期限)を迎えると
額面金額が購入者に償還されます。
債券の分類
国債
国債とは、
その国の政府が発行する債券で、
日本政府が発行すれば日本国債となります。
- 債券の中で最も発行が多い
- 新発10年国債の利回りは長期金利の指標となる
- 債券市場で取引されることから、債券市場の状況によっては途中売却により元本割れのリスクがある
個人向け国債
個人向け国債とは、
購入できる投資家を個人に限定した国債のことです。
- 10年変動金利型、5年固定金利型、3年固定金利型の3種類が発行されている
- 金利の下限は0.05%(年率)
- 利子の受取は半年ごとに年2回
- 購入単位は最低1万円から1万円単位 (額面金額100円につき100円)
- 償還金額は額面金額100円につき100円(中途換金時も同じ)
- 発行してから1年を経過すれば一部または全部を中途換金可能
※直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれる - 毎月発行(年12回)
詳細については財務省の
個人向け国債ページで確認できます。
社債
社債とは、一般企業が投資家から
資金調達するために発行する債券で、
株式と異なり、満期時には償還義務があります。
- 業績良好の企業が発行する社債:
低リスク⇒市場価格上昇=利回りは低下 - 業績不振の企業が発行する社債:
高リスク⇒市場価格下落=利回りは上昇
債券の種類
債券の種類は以下の2つに分けられます。
利付債
利付債とは、
毎年決まった時期に利息を受け取れる債券のこと。
割引債
割引債とは、
利息が支払われない代わりに
最初に利息相当分が割り引かれている債券のこと。
額面よりも低い価格で発行され、
満期を迎えれば額面金額が償還されます。
債券発行時のルール
表面利率(クーポンレート)
表面利率(クーポンレート)とは、
額面金額に対して毎年受け取ることができる利息割合のこと。
発行価格
- 債券を発行する際の価格のこと
- 債券の発行価格は常に額面(100円)通りとは限らない
| パー発行 | 額面通りの発行 |
| オーバーパー発行 | 額面を上回る発行 |
| アンダーパー発行 | 額面を下回る発行 |
償還期限
- 債券の額面金額が投資家に戻ってくる期限のこと
- 償還されるときは常に額面(100円)通り
| 購入価格がオーバーパー発行の場合 | 償還差額が生じる |
| 購入価格がアンダーパー発行の場合 | 償還差額が得られる |
債券の流通市場
流通市場とは、債券の既発債を
売買するマーケットのことで、
取引所取引と店頭取引がありますが、
大部分が店頭取引で行われています。
取引所取引
取引所取引とは、
証券取引所に上場している債券を売買する取引のこと。
店頭取引
店頭取引とは、取引所を通さずに、
販売会社である証券会社や金融機関と
投資家が直接債券を売買する取引のこと。
店頭に直接足を運ばなくても店頭取引となります。
また、インターネットの取引も含まれます。
債券利回りの計算式
FP3級には債券利回りを求める問題がよく出題されます。
内容を理解し、計算式を覚え、問題が解けるようにしておく必要があります。
応募者利回り
応募者利回りとは、
新発債の購入から償還期限までの保有期間の利回りのこと。
最終利回り
最終利回りとは、
既発債の購入から償還期限(残存期間)までの保有期間の利回りのこと。
税金等は考慮しないものとし、答えは表示単位の少数点以下第3位を四捨五入する。
{3+(100-102)÷5}÷102×100
={3+(-0.4)}÷102×100
=2.6÷102×100
=2.549…
A:2.55%
所有者利回り
所有者利回りとは、
購入した債券を償還期限前に途中売却した場合の利回りのこと。
直接利回り
直接利回りとは、
購入金額に対して毎年の利息がいくらかという利回りのこと。

